らりるれろ

街が死にはじめた頃に
わたしはのそのそ起きてきて
消えそうな蛍光灯の
24時間に誘われて

話し相手はみんな寝てるや
今日もひとりで寝酒を浴びても
眠れないから らりるれろ

手足のついたお人形
抱いてもなんにもうれしくない
熱くもなくて冷たくもない
冷え症だったあの子が恋しい

遊び相手は勉強してるや
今日もひとりで薬を飲んでも
眠れないから らりるれろ