別のいきもの

わたしの悲しみは
わたしだけのもので
君の悲しみは
君だけのもので

わたしひとりで
ふたりぶんも傷つけないよ
わたしひとりで
君のぶんまで傷つけないよ

どうしようもないほどに
君とわたしは
別のいきもの

だからこそ
傷つけあえる
だからこそ
愛しあえる