レム

雨の降る日の朝早く
傘を開いて笑いあう
君の愛した花はない
わたしの愛した人は起きない

落ちる雫の不協和音に
わたしの中の花も散る

雨の降る日の朝早く
傘を破って歩きだす
また逢いたいよって
ねだる君の海馬から
みにくい花が咲きますように