短歌 2026.04 – 05 2026.05.28 ぼくおわ music / ICHIMOSHI / tanka / novel / poetry / illust しあわせになりたいだけだそんなこといまさらきづきたくなかったな 「君たちは僕らの国を壊すので殺してもよいこととしました」 次の冬まで傍にいてくれますかあなたの首の外側を編む 陽のあたる場所にわたしを置かないで花が咲くって仮定しないで あのひとに愛されてたかどうかとか知らないままで生きてゆきたい 必要のないものなんて捨てましょうどうしてそれを「退化」と呼ぶの チューニング少し狂っているほうがわたしの耳に優しいらしい ふたりして夜空の底を見上げては見えない星も線で繋いだ 大切なものをなくした気がしたのそれがなにかは知らないけれど もうなにもいらないくらい幸せになっちゃったのは君のせいだよ 取りあった椅子がとっくに壊れてもまだ争いをやめられないの? ハーモニー入れないから遠くから聴いているだけそれもダメなの? 懸命に泣くのは生きている証きみにも赤子のときがあったよ 傍にいるきみがこれから幸せになっていくのを見ていたいんだ 痛いのは生きているから痛いのは許せないほど愛していたから 傍にいて、雨がやむまで。喋っても、言葉がみんな溶けてゆきそう。 救われてしまっただけだ気紛れに優しい君を神様にして まっすぐにただ君だけにそそいできた痛いくらいの愛を返して